不妊症には様々な原因がありますが、専門クリニックを受診する不妊症患者の約90％は原因不明の機能性不妊症であるというデータもあります。
また不妊治療は社会的、経済的ストレスも大きいと言われています。

鍼灸では身体を部分として見るようなことはせず、一つの有機体をして考え全体的なバランスを考慮し施術いたします。心身的なストレス、不定愁訴（肩こり、腰痛など）も施術の対象としてみます。
原因の分からない機能性不妊症において子宮は内膜の肥厚や妊娠以降の胎児の発達のために血流を豊富に必要とする臓器であるため、血流不足が子宮の機能低下の最たる原因の一つと言われております。
鍼灸の施術は骨盤内臓器である子宮の血流の改善が期待でき、明治鍼灸大学の研究によれば骨盤のツボに鍼灸することにより難治性不妊症患者の妊娠率が向上したとの報告もあります。

鍼灸治療における体質分類

・疲労タイプ
疲れやすく体力が落ちているのが続き回復しない。舌が白い。
月経不順・月経量少ない。冷え、足腰のだるさ、めまい・耳鳴りなど。

・ストレスタイプ
長期にわたる精神的ストレス、不安感、不眠、イライラ、胸が苦しい、息苦しい
舌が薄い赤で両端が濃い赤色。

・血行不良タイプ
月経障害、手足の冷え、大けが・手術経験あり、目のくま、お腹の奥が硬い
舌が濃い赤から紫色。

・水分代謝障害タイプ
肥満・多汗・色白・むくみ、無月経・月経不順・脚が重い。
舌は黄色い苔があり歯の跡がついている。

※実際の体質は混合している場合が多く、経験豊富な鍼灸師がその人にあった施術をいたします。

冷え改善

冷え性と不妊・婦人科は切っても切り離せない関係。
「冷え」には
① 熱を作れないタイプ
② 熱を運べないタイプ
③ 熱を放散してしまうタイプ
があります。当院は全国冷え性研究所公認になっております。
それぞれのタイプにあった対処法を行っていきます。
全国冷え症研究所の改善法により、約８０％の人が冷えの改善を自覚しております。
（全国冷え性研究所本院調べ）
まずは冷えの改善から初めてみてはいかがでしょうか？

冷え改善には、超短波療法・お灸・冷え性グッズ・日常対策法指導など行います。

産後の身体・精神の不調にアプローチします！

開いたりゆがんだりした骨盤を正常な状態に戻し、弱った骨盤底筋群をトレーニング致します。

骨盤ケアは実際、何をするの？

◇お体の力学バランスチェック

◇手技による整体

◇EMS電気機器による筋肉強化

◇骨盤底筋群トレーニング指導

◇体幹トレーニング指導

などを行なっております。

骨盤は体の土台です。
産後は体のバランスが崩れやすい時期ですが、土台でもある骨盤がゆがんでいると体に不調が出てくるのは当然と言えるでしょう。

※産後骨盤ケアは、出産後6週以降に受けるようにして下さい。